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不死身探偵オルロックとアルサー

「不死身探偵オルロック」G-ヒコロウのハチャメチャギャグマンガ。随分古い作品だが、息子がどっかで買って来てトイレにおきっぱなので何度も読んでしまうw。
ていうか、オルロックと一緒に収録されてる「プロフェッサーシャーボ」の一話(4コマ漫画)で、シャーボさんが発明した「アメチンペン」、くりっとまわすとアメリカが沈没してしまうのだ。なんというか、時坂夢戯の「アルサー」を思い出すなあと思ったら、その4コマのタイトルが「アルサー」だった。確信犯かよ。

アルサーっていう作品は、何一つふざけてない。大上段に振りかぶった超常バトル漫画である。ただ、連載当時そこまであからさまなデビルマンへのオマージュって他になかったので、なんかやるたびにパロディっぽく見られてしまう作品ではあったと思う。随分前に単行本どっかいっちゃったのですごいうろ覚えだけど、要するに主人公は悪魔。地上を侵略だか破壊だかするためにやってきたのだが、強姦されてる女の子をたまたま助けて慕われて、なんだか人間らしい心に目覚めちゃったりする。ダニエルだかレオナルドだかっていう、黒いシレーヌが登場したあたりでネタ的な受け方をしだすのだけど。まあ、それはそれとして、好きになってた人間の子が死んじゃったりとかいろいろあって、悪魔の力を解放しちゃって、もう日本はアルサーのいう事に唯々諾々。首相官邸かどっかでえらそうに「俺は好き勝手やるからよ」みいたいなことを言って、首相かなんかが平身低頭な場面。ここでこの作品のおそらくもっとも意図せぬお笑い的受け方をしたシーンが登場する。

「このへんか」
とアルサー、斜め上を向いて目から「ぴー」って感じのビーム発射。屋内だけど壁とか天井とか破壊した描写はなく、空をビームが湾曲して飛んでいくコマが入る。
首相もなにがおこったのかわからずぽかーんとしてると一本の電話。秘書がうけて、驚いて首相に受話器を渡す
「アメリカ大陸が」
「消滅した?!」

アメリカ、しかも国じゃなく大陸が消滅ですよ!!
なんにも描写ないのに。このすごさ、わかるかなー。もちろん大陸消滅で津波が起こったり、生態系がどうこうとか、そんな細かい話は一切無し。ただアメリカ消えただけ。この大バーゲン感。るりあ046と僕は大うけしたんだけど、ヒコロウもうけていたらしいってことを、プロフェッサーシャーボ掲載後10年近く過ぎてやっと気づいたというお話です。

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