後藤寿庵とパソコン Part4
前回の続き…
以前も書いたが、僕はLisaやMacが発表されたとき、あまり興味を持たなかった。カラーはないし高いし。要するにビジネス向けのコンピューターなんだという印象を持った。雑誌の写真ではない、実物のMacを見たのは、確か大学時代に友人と行った平和島のマイコンショーだったかなあ。CanonのDynaMac(当時Appleの代理店だったCanonが、本社の日本語対応の遅れに業を煮やして自前で漢字ROMを半田付けして発売したモデル)の画面に高層ビルが描かれていたのを記憶している。なにしろ一枚絵をただ表示していたので、GUIもへったくれもないのだが、なんか不思議に惹かれるものを感じた。
その後秋葉原でMacを置いている店を色々見て回ることになる。当時九十九電器とかではいつもチェック柄のボールが画面を高速で跳ね回るデモを流していた。ビジネスマシンっぽいけど、こんなに速いアニメーションができるのかと感心した。実はあれはアンディ・ハーツフェルドだか誰だかが、Amigaのデモをまねして「Macだってこれくらいできるぞ」とばかりに作った物らしい。よく考えるとあれはループアニメーションであり、当時のmacの画面はわずか20KBかそこらしかないので、全部のフレームをあらかじめメモリ上につくっちゃって、連続表示すればできることだったんだな。別にフレームごとに座標計算して書いては消ししていたわけではないのだ。ちくしょう、だまされたぜ。


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